軟骨の消耗による膝の痛み

膝は私たちの生活やちょっとした動作の中で非常に大きな役割を果たしています。

膝関節は、「大腿骨」(太ももの骨)の下部、「頚骨」(すねの骨)の上部、「お皿」が組み合わさった関節で、その周りは「関節軟骨」で覆われ、 軟骨には膝関節の滑りをよくするなどの働きがあります。
また、大腿骨と脛骨の間には、「半月板」と呼ばれる三日月状の柔らかい繊維軟骨があります。
膝にかかる衝撃を吸収するクッションのような役割をしています。

膝関節は体の中でも大きな関節であり自分の体重や、ジャンプや走ったりする負荷に耐えている関節です。
その負荷により少しずつ軟骨はすり減り、もろくなったり、変形していきます。
体重の1.5~2倍程度の負荷が歩くときにはかかり、階段を下りるときには3倍以上の負荷がかかると言われています。

それにより、クッション的な役割の軟骨が役割を果せなくなり、膝に違和感が感じられるようになります。

また、関節軟骨がすり減ると、軟骨のかけらが関節包などの組織を刺激することによって炎症を起こすと、膝関節に痛みがでてきます。

どんなに丁寧に扱っていても長年の生活で痛みが出てくることもあります。
そこに激しいスポーツなどの負荷がかかればなおさら軟骨の損傷は激しく、膝の痛みを発症します。


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