変形性関節症とはその名前からもわかるとおり、関節が変形してくる病気です。
手の指の関節に変形が見られるものを、「変形性指関節症」といいます。
指の変形性関節症にもいくつかの種類があります。
これまで紹介してきた、指の病気で年配の方に非常に多く見られる「ヘバーデン結節」がその1つです。
ヘバーデン結節は指の第一関節が腫れ、痛みもでてきます。
指の関節には結節というコブ状のものができます。
しだいに指の第一関節が曲がる病気です。
指の骨が変形してくる関節症としてはリウマチがありますが、ヘバーデン結節との違いは検査でわかります。
(2つの病気の違いは過去の記事をどうぞ⇒
ヘバーデン結節とリウマチの比較 )
この病気は、手だけでなく足の関節でも足指の変形がみられ、手足の両方にヘバーデン結節が発症する例もみられます。 (足のヘバーデンについての詳細はこちら⇒
足のヘバーデン結節と外反母趾 )
次に、指の第二関節に同じような症状が出る「ブシャール結節」があります。
稀にヘバーデン結節とブシャール結節を同時に発症することもあり、関節の多い指ですので注意が必要です。
最後に親指の付け根の関節に痛みがあらわれ、亜脱臼しやすくなる変形性関節症が「母指CM関節症」です。
このように指の変形性関節症には症状が出る関節の場所により名前が異なる、3つの関節症があります。
ヘバーデン結節を含めこれらの変形性指関節症は、病院では治らないと言われ治療法が確立していません。
テーピングや湿布などの治療法が一般的です。
ですが、どの変形性指関節症でも原因は同じですので、
「ヘバーデン結節の解消法」で効果があらわれます。
指にできたコブが小さくなったり、痛みがおさまったり、少し時間はかかりますが指の変形にも効果が見られます。
変形性指関節症は治していくことのできる病気です。